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歯列育形成(お子様の矯正)について

歯ならびが悪くなる原因は顎の骨の先天的な異常や遺伝的な原因は別として、乳歯のむし歯や乳歯と永久歯が正常に交換しないこと、舌や唇などの癖や舌の筋肉が充分に発達しない等、後天的なことが多いのです。

上の歯と下の歯の歯列は
1.内側からの舌
2.外側からの頬
3.前方からの唇

の筋肉のバランスによって保たれているといわれています。
従って舌の筋肉を鍛えながら歯列を育成していくことが大切だと考えています。
そうすることによって特殊なケースを除いて歯が並ぶスペースを確保することが可能となり、歯を抜かないで歯ならびを改善することが可能になるのです。


歯列育形成の治療法の一例

前歯の噛み合わせが反対になっています。

改善されました。


内側から前歯を押しています。モ
前歯が並ぶ隙間をつくっています。
モきれいに並びました。


  1. 開始年齢は4〜7歳位。乳歯が永久歯に生え替わる頃。
  2. 外から見えない装置や床矯正装置(プレート)などで顎の成長に合わせた歯列の育成を行っていきます。
  3. プレートにはスクリューがついている場合があり、それを拡大することにより永久歯が生えるスペースを確保します。
  4. 来院間隔は約1ケ月に一度。その間必要に応じて筋機能療法(MFT)をこなっていきます。
  5. 永久歯が生えそろう12,13歳頃まで管理していきます。
  6. お口の状態によって器具をはずしたあと元の状態にもどったりしないように、外側にブラケットをつけて上と下をしっかり噛み合わせる仕上げをおこなっていきます。

    子供さんは驚くほど順応性が高いため、装置にもすぐ慣れます。
    お子様のお口の健康を守るため、歯列育形成の治療法をおすすめいたします。

 

歯列育形成(お子様の矯正)のもうひとつの大きなメリット


小学校卒業時 歯ならびがきれいなのはもちろん、
“むし歯が1本もない状態”を目標にしましょう。
そのため、むし歯の予防処置も行います。

具体的には歯のクリーニング・フッ素塗布・シーラント・歯磨き指導などをしっかり行います。

低年齢からこれらの予防処置をすることによって、むし歯になる可能性は大幅に下がります。
フッ素塗布については歯質が未熟な時期にフッ素を塗ることによって歯の質が丈夫になり、一生を通じてむし歯になりにくい歯になるのです。このことは歯ならびがよくなることと同じくらい大きなメリットがあり、お子様にとっては必ず一生の財産になると私達は考えます。
また3〜4ケ月に一度は来院していただくことになりますので、むし歯予防をご家庭と医院でしっかり管理できます。ただしむし歯にならないということではありません。



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